派遣の仕事のボーナス、退職金
派遣スタッフの給料は原資が決まっているし、実労働時間に対して支払われる仕組みになっています。
ボーナスや退職金として支払うとなるとそのボーナスや退職金に充当するお金を積み立てていかなければなりません。
給料を支払う仕組みがそうなっていないだけのことで、支払うことができないのではありません。実際、ミニボーナスとして支払っている会社もあるそうです。
派遣にスタッフには何故ボーナス制度がないのか
派遣が導入された背景から考えても、システムとして欧米の考え方の影響を強く受けているので給与の体系だけを変え、ボーナスを付け加えるということは考えにくかったのではないかと思います。
派遣会社からすると、管理上、事務処理上、煩雑になります。
また、派遣スタッフからしても、期間中の時間給はアルバイトやパート労働者に比べて高いですし、給料の過払いや月二回払いというメリットも受けているので、時間清算する考え方で問題がなかったのでしょう。
短期で働く人もいるので、ボーナスとして支払うことが多数の人のメリットに必ずしもつながるわけでもありません。
理屈上、支払うことは可能ですが、「ボーナスはありませんが、時間給は高い」というのが派遣会社の給与体系だということで浸透してきているのです。
派遣先企業の中でまわりの人とはほとんど区別なく働いて、人間関係も良くて、仕事も楽しくて、という理想的な仕事環境。
でも、年に二回だけは寂しいという派遣スタッフ。
ボーナス時期だけは寂しいのです。
まわりの人のなんとなくそわそわした様子が、その日だけは「自分は外部からきた他社の人間なんだ」と思わせてしまうようです。
スタッフの人たちの寂しい思いを少しでも緩和しようと、長期就業を前提として働いているスタッフの人たちにボーナスを支給しようとしている派遣会社もあります。
また、派遣先企業から「派遣会社には内緒にしておくように」と、直接スタッフにいくらかのお金を渡されることもあるようです。
しかしこれは例外的なことです。
派遣で働くメリットをたくさん享受していても、その日だけは寂しいと覚悟しておく必要があるかもしれません。
なじまない退職金
「退職金」は、考え方としてなじみません。常用雇用ではないので、契約の終了をもって派遣会社からの退職とは、みなしていないのです。
一時的に終了なのか、永久にその会社では働かないのか、判断ができません。
こういう労働形態に対して、退職金を積み立てるということは、どの段階で取り崩すのかという判断ができないのでなじんでいかないのです。
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