派遣登録で気をつける点
あらためて「登録」について説明しておこう。
登録とは、登録者が「自分のキャリアを生かした仕事がしたい」と意思奉不をして、派遣会社が「登録してくれた人の希望に合った仕事を探し、スキルを生かせる仕事を紹介する」という場。
だから、一般企業の入社試験とは違って、合格・不合格はないが、ここで自分のスキルを最大限に発揮&アピールしなければ、自分に合った仕事は見つけてもらえない。
やはり、準備万端で臨みたい。
登録の手続きはどの派遣会社でもだいたい同じだ。
電話で予約をした上で訪問し、登録カードを記入。
そしてスキルチェックとインタビューを受けるというのが基本的な流れになっている。
登録時に注意したいことは、
(1)好感の持てる服装をする
(2)忘れ物をしない
(3)スキルチェックであせらない
(4)職務経歴は具体的にはっきりと
(5)社会人としての姿勢
の5つだ。
(1)から(5)については後ででくわしく説明するとして、ここでは登録全体に深く関係する「ヒューマンスキル」について触れておこう。
もちろん、派遣社員として働くには「何をしてきたか」「何ができるか」といったテクニカルスキルは大切だ。
しかし、いろいろな会社で働く仕事をしていく以上、何よりもあなた自身の「ヒューマンスキル」が重視される。
あなたが社会人として立派に仕事を成し遂げられるか、常識的な応対ができるか、派遣先の人たちと上手に人間関係を築けるか ー ということは派遣会社にとってもとても気になることなのだ。
そういった意味で、インタビューはコーディネーターと直接、話ができるのだから、あなたのヒューマンスキルを発揮するチャンスだ。
とはいえ、ヒューマンスキルのチェックはなにもインタビューのときだけではない。
あなたが登録をするために、派遣会社のドアを開けたところから始まっている。
約束の時間に遅れずに来たか、服装や話し方、表情や態度などすべてが対象になっている。
登録の担当者(多くの場合コーディネーター)は、一般企業の面接官よりたくさんの人と接している分、「付け焼き刃」で対応するのはむずかしいかもしれない。
しかし、必要以上に自分を飾りたてる必要はない。
社会人としての基本的なマナーが守られていれば問題ない。
また、「登録」はあなたが一方的にチェックされる場ではなく、あなた自身もその会社と信頼して付き合えるかどうかをチェックする場でもあるのだ。
だから、登録するときに、もし不安や疑問を持ったら、遠慮しないで自分の納得がいくまで聞いてみよう。
親身になって的確に応えてくれるようならOK。
「任せて大丈夫」と判断したら、プロセスに従って登録を進めればいい。
反対に自分が考えている会社と違うようであれば「今回は登録を見合わせたいのですが」と言えばいいのだ。
また、自分の希望条件も「こんな希望を出したら次から仕事を紹介してもらえないかも」という心配はしないで、「これだけはゆずれない」「ここまでは許せる」という線を決めて、はっきりと伝えよう。
登録で注意するチェックポイント
好感の持てる服装をする
服装はその人の第一印象を大きく左右するもの。「登録」だからといって、ラフな格好で行ってはまずい。
社会人として、普通の会社の面接に行くときと同じような服装というのが基本だ。
ヘアスタイルも長い場合は後ろで束ねたほうがいいだろう。
登録カードなどを記入しているときに、長い髪が用紙の上にダラリと垂れているのは見苦しいものだ。
忘れ物をしない
持ち物は、履歴書、職務経歴書、顔写真(履歴書用1枚、登録カード用1枚)というのが基本的。
しかし、筆記用具くらいは言われなくても持参したい。
経理を希望する場合なら電卓も持参するといいだろう。
派遣会社で用意はしてくれるが、使い惰れた電卓ならうっかりミスもしなくてすむし、何より「仕事に熱心」といった好印象を与えることができる。
また、派遣会社によっては、給与振込のために銀行の口座番号を確認したり、派遣会社指定の銀行に口座を開設するため、ハンコを持参させるところもある。
いずれにせよ、登録の予約をする際によく確認して、忘れ物がないようにしよう。
スキルチェックであせらない
OA機器のチェックをするとき、過去に使用経験のない機種を使わなくてはいけないときもある。
それでも、操作に大きな違いがあるわけではないのでオロオロしない。
できないときは「できません」と言うのではなくて、「過去に使ったことがない機種なのですが……」と相談して相手の対応を待とう。
また、操作中にトラブルが発生した時は、すぐに担当者に声をかけること。
スキルチェックの場合、時間制限があるので、自分で何とかしようと思っても、ムダに時間が過ぎるばかりだ。
職務経歴は具体的にはっきりと
記入した登録カードに沿って担当者から質問されるので、職務一経歴やこれまでやってきた仕事についてはっきり、かつ具体的に話せるように練習しておくといいだろう。
特にパソコンについては、機種やアプリケーション、操作レベルまでかなり細かく記入する場合が多いので、事前に確認しておきたい。
また、職種・通勤エリア・時給などの希望条件は必ず伝えよう。
しかし、「勤務地は丸の内、残業は絶対なしで時給は1600円以上」とあまり限定しすぎるのも考えもの。
自ら紹介物件の範囲を狭めることにもなるので、妥協できる範囲を決めて自分の希望を述べるといいだろう。
社会人としての姿勢
インタビュー時の態度も相手にとれば重要なチェック事項。
説明を受けているときはきちんと相手の目を見て聞き、聞かれたことにはハキハキと答えよう。
また、待ち時間とはいえ、隣の人とのおしゃべりはダメ。渡されたパンフレットを読んだり、記入した用紙の確認などをしよう。
社会人として基本的なことだが、登録時の遅刻は厳禁だ。
約束した時間に遅れるような人は、それだけで印象は悪くなってしまう。
遅くとも5分前には到着するように心がけ、もし遅れそうなことがあったら、必ず事前に連絡を入れるようにしよう。
職務経歴書について
職務経歴書は「今までどういう仕事をしてきたか」「どういうことができるのか」という、仕事に関する具体的な経歴を表すもの。
自分のスキルを余すことなくアピールするためにも、持参するように言われなくても、ぜひ持っていきたい。
最近の仕事から過去にさかのぼるように書いたほうがわかりやすい。
これによって担当者に自分ができることを具体的に伝えることができるし、事前にこれを書くことで、改めて自分のスキルを再確認することもできるからだ。
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